塩シャンプーって本当に効果があるの?というわけで3か月間塩シャンプーにチャレンジしてきました!
塩シャンプーは薄毛・ハゲに効果があるのか?塩シャンプーの作り方・やり方について。白髪や髪のべたつきに効果があるのかなど、塩シャンプー生活でわかったことを解説していきます!
塩シャンプーの方法・やり方
なぜ塩シャンプーを始めたのか
僕は3か月以上塩シャンプーを実践したわけだけど、そもそもなんで塩シャンプーを始めたのかって話。
僕は生まれつき肌が弱く、頭皮に湿疹がでることもよくあった。小さいころから病院に通っていたものの、病気ではなく体質の問題なのでなかなか改善しなかった。
年齢とともに髪も薄毛になっていくし、これはやばいなと思って湯シャンをはじめたわけよ。
でも湯シャンだと髪がべたつくため続けることができず、いろいろと方法を模索していく中で塩シャンプーに出会ったんだ。
塩シャンプーとは?
まず初めに「塩シャンプーとはなんぞや?」ということを説明する。塩シャンプーは文字通り、塩を使って髪を洗う洗髪方法のこと。
塩シャンプーと聞くと、直接塩をもみ込むようなイメージを持つ人が多いと思う(というかそういう解説をしているサイトもある)が、頭皮が痛むので止めたほうがいい。
実際には塩を溶かしたお湯(塩湯)を用意して、髪の毛と頭皮を洗うことを塩シャンプーという。
塩シャンプーの作り方
オーソドックスな塩シャンプーの作り方は以下の通り
- 洗面器の6~7割程度までぬるま湯を貯める。シャワーのお湯でOK
- 塩を大匙一杯程度入れる
- お湯を混ぜて塩を溶かす
まじで塩を溶かすだけだぞ。シャンプーって言ってるけど塩湯のことだね。
注意点としては、塩を溶かすことでお湯はアルカリ性に偏るので髪を痛めやすい。
塩が多すぎるとよりアルカリ性になるので、塩シャンプーで髪が痛んだと感じる人は塩を少なめにすると良いと思う。
ただ個人差が大きいので、多めにしたり少な目にしたり自分のコンディション・体質と相談しながら自分に合う濃度へ調整していくのが良いと思う。僕は大匙2杯くらいの塩を入れてるけれど、特段髪が痛んだ感じはしなかったよ。
あと、塩シャンプーの作り方で、洗浄力を上げるために市販のシャンプーと混ぜてやるやり方を紹介しているサイトもあるけれど、それ塩シャンプーする意味なくない?だったら普通にシャンプーすればいいじゃん。
塩シャンプーの効果はこの記事の後半で解説するけれど、塩シャンプーって塩が良い、というわけではなくて一般的なシャンプーを使わなくて良いことが最大のメリットなので、市販のシャンプー使ってどうすんねんって話。加えて言えば、市販のシャンプーはそれ単体で完成しているものなので、そこに塩やら追加で混ぜたら品質的にどうなるの?という問題もある。素人判断でやるべきではないと思うよ。
塩シャンプーでおすすめの塩
塩シャンプーにはなるべく天然の塩を使うのが良い。僕の場合は有名な「伯方の塩」を使っていた。
安いしどこでも売っているから、特にこだわりがないならこれでいいと思う。というか、とりあえず塩シャンプーがどんなものかやってみてから判断すればよいと思うので、まずは家にある塩で試してみればいいんじゃないかな。
塩シャンプーのやり方
前述した手順で塩湯を作ったらいよいよ塩シャンプーをやっていく。
塩シャンプーのやり方は人によって微妙にやり方が異なっているが、一番メジャーだと思うものを紹介する。
- お湯で髪を洗う(たっぷり長めの湯シャン)
- 洗面器に頭を突っ込んで、塩湯で頭皮と髪を洗う。
- 塩湯を流さずにお風呂に5分程度浸かる
- お湯で髪を洗う(湯シャン)
- 酢リンスをする(なくても良い)
- お湯で髪を洗う(湯シャン)
- 低温のドライヤーで乾かす
塩シャンプーは頭皮マッサージをするイメージで
注意点として、2と4の手順は頭皮マッサージをするようにイメージすると良い。爪を立てずに指の腹でもみもみする。無理やり地肌をするようなやり方だと髪が抜けてしまうので、あくまで頭皮をもむようにすること。あとは頭皮を頭蓋骨から剥がすイメージで、全体的に前後左右に頭皮全体をずらすようにするのも効果的。
塩シャンプーでリンスはNG。酢リンスはおすすめ
酢リンスは必ずしなければならないというわけではないけれど、とてもおすすめの方法なので紹介する。
酢リンスのやり方は塩シャンプーと一緒で、お湯に酢を溶かすだけ。最初はちょっと酸っぱい臭いが鼻につくけれど、シャワーで流せばとくに気にならなくなるよ。酢リンスをした後も数分置いてから流すほうが良いと思う。
なぜ酢リンスをおすすめするかというと、塩シャンプーをすることで弱アルカリ性になってしまうのだけれど、酢リンスをすることで弱酸性に戻してあげることができるんだ。あとはキューティクルが閉じるので髪がさらさらになったり、抗菌効果で雑菌の繁殖を抑えたりするそうな。
塩シャンプーだけでもそれほど僕は気にならなかったけど、髪がややパサパサする感じはあった。僕はショートカットだったのでそれほど気にならなかっただけかもしれない。
髪が長めな人は塩だけだとごわごわするという話も効くので、気になる人は酢リンスも合わせてやってみるといい。寿司酢など砂糖が入っているものはNGだけど、それ以外なら基本何でもOKなので家庭用の酢で試してみたらいいんじゃないかな。
おすすめの酢はリンゴ酢、黒酢など。僕は黒酢を使っていたよ。
塩シャンプーをした後は必ずドライヤーをすること
どんな洗髪方法だろうと、ドライヤーを使わないってのは絶対にありえない。自然に乾かそうとすると雑菌が繁殖するのでNGなことは覚えておこう。
ただし、高温のドライヤーで髪を乾かすと髪の毛を痛めてしまうので、かならず低温のドライヤーで乾かすこと。
塩シャンプーを3か月続けてみてわかった効果
塩シャンプーの育毛効果は?薄毛に効果はあるのか?
男性諸君はまずはこれが気になると思う。ずばり塩シャンプーに育毛効果があるのか?ありていに言えば塩シャンプーはハゲに効果があるのか?
これは塩シャンプーというよりも、市販のシャンプーをやめた効果だと思うけれど、僕の場合は間違いなく髪の毛は濃くなった。若い頃より確実に細くなっていた頭頂部の髪の毛が、しっかりと太くなっていく様は感動ものだったね。髪の毛のサイクル的にそんなにすぐ効果はでないと思っていたけれど、2ヵ月目くらいにはわかるレベルで太くなってきた。
あくまで僕はそうだったというだけなので、鵜呑みにしないように注意してね。薄毛の原因はいろいろあるけれど、僕の場合は少なからずシャンプーの影響を受けていたという話なので。
塩シャンプーは薬を飲むわけではないので、デメリットが極端に少ないし、お金もかからない。なので、男性で気になっている人は試してみる価値はあると思うよ。
塩シャンプーで抜け毛が減る?
塩シャンプーで抜け毛が減ったという感覚は正直ない。前述したとおり、髪が太くなったので薄毛には効果があったと思うけれど、抜け毛の本数的には変らない印象。
そもそも抜け毛自体は悪いことではなく、細い髪の毛が抜けているのがダメって話。細い髪の毛が抜けているのであれば、AGAのほうを疑ってみてもいいかも。
塩シャンプーは白髪に効くのか?
これは僕の場合はあまり効果を感じなかった。ただ、僕は3か月しか塩シャンプーをやっていないので、もっと長時間試したら変わるかもしれない。
僕自身がそれほど白髪が多くないのでわかりにくいというのもあるかもしれない。
ただ、白髪に効果があったという口コミ自体は僕も目にしたことがあるので、気になる人は低リスク低コストなのでチャレンジしてみたらよいと思う。
塩シャンプーで髪のべたつきは解消できる?
これは本当に効果があった。湯シャンだと髪がべたべたするので整髪料を使っていなくてもかなり厳しいものがあったんだけど、塩シャンプーはまじでさっぱりするよ。感覚的には普通にシャンプーしたときと相違ない程度にはべたつきが解消できる。
むしろ頭皮が健康になったからか、翌朝の髪の毛のべたつきが塩シャンプーにかえてから改善されたように思う。
塩シャンプーで皮脂やフケが改善する?頭皮の臭いは?
市販のシャンプーだと、汚れだけでなく頭皮に必要な分の皮脂なども奪ってしまうというため、頭皮が過剰に皮脂を分泌するというのが定説。前述したとおり、塩シャンプーにしたことで翌朝の髪のべたつきが解消されたのは、皮脂の分泌が正常にもどったからだと思う。
僕は多少フケも出るタイプではあったけれど、塩シャンプーをしてからさほどフケも気にならなくなった。
また、一般的に頭皮の臭いも改善する傾向がある。自分自身では臭いはわからないので、ここだけは検証できなかった。
塩シャンプーのデメリット
正直僕は塩シャンプーでデメリットを感じなかったので、ここからは一般的に言われるデメリットについて解説する。
効果が安定するまでに時間がかかる
塩シャンプーを始めるまでの頭皮は、市販のシャンプーでごっそり皮脂を刈り取られることに慣れてしまっているため、塩シャンプーになれるまで時間がかかることがある。
僕は最初の1,2日は少し髪がべたつく感じは残っていたけど、すぐに慣れたかな。ここは個人差が大きいので、塩シャンプーを試す際は2~3週間は慣れるまで時間がかかると思っていたほうが良いと思う。
ただし、湿疹などの体調不良が出た場合はすぐに塩シャンプーをやめること。
髪の毛が痛む・脱色・パーマが落ちやすいなど
一般的には髪の毛が痛みやすかったり、染めた髪色が落ちてしまったり、パーマが弱くなってしまったりという話を耳にする。
髪の毛が痛むのは、気になる人は酢リンスを試すのが良いと思う。理論上酢リンスまでしてればそうそう髪が痛むことはないと思うし、僕自身3か月チャレンジして髪の毛が痛んだと感じたことはなかった。
脱色のイメージは、サーファーなどから来てるとは思うけど、塩シャンプーくらい短い時間で脱色するんだったらみんな茶髪になってるよね。
最後のパーマに関しては、僕はパーマをかけていないので未検証。
整髪料・ワックスは落とせない
整髪料は洗浄力の強い一般的なシャンプーで落とすように作られているので、湯シャンや塩シャンプーで洗い流すのは難しい。だからといって市販のシャンプーに塩をまぜるといったやり方は本末転倒。
ではどうすればいいかというと、休みの日だけ塩シャンプー、他の日はオーガニックシャンプーを使う方法。
僕は髪の毛ぼさぼさでも職場に行ける豪の者なので、毎日塩シャンプーだけど、整髪料が使えないと困る人は、このように休みの日だけ塩シャンプーに切り替えるのが良いと思う。でも週に2回程度だと効果としては物足りないかなー。
オーガニックシャンプーでおすすめのものはこちら。(一応載せておくけれど、基本的には塩シャンプーのほうがおすすめ)
もう一つは、オーガニックタイプの整髪料にチェンジする方法。ハンドクリームにも使えるようなオーガニックタイプの整髪料があるんだけど、セット力が弱い代わりにお湯で落としやすい。そもそも全部洗い流せなくてもダメージが少ないっていうのも良いところ。
オーガニックの整髪料のおすすめはこちら。
塩シャンプーを3か月続けてみたまとめ
というわけで塩シャンプーを3か月やってみて結果をまとめました。総合的に僕にはとてもマッチした洗髪方法だった。
僕の場合は、2日程度で髪のべたつきが解消されて、一日中さらさらした髪の毛が維持できるようになった。
3週間ほどで髪の毛が太くなったような気がして、2ヵ月目くらいで目に見えて髪が濃くなったよ。
個人差はあれど、ここまで低リスク・低コストで始められるボディケアもなかなかないので、ぜひ気になった人はチャレンジしてくれよな。
この記事で紹介したオーガニックシャンプーと整髪料はこちら。でもなるべく整髪料は使わずに塩シャンプーにしたほうが良い。
体系的に塩シャンプーについて学びたいなら、以下の書籍がおすすめ。僕が今回紹介したやり方とは異なる点も多々あるけれど、しっかり理論を知ったうえでやりたい!って人は読んでみてもいいかもしれない。