ソイプロテインを購入するか迷っている方向けに、ソイプロテインのメリット・デメリットをまとめました。
特に男性はソイプロテインのほうが向いているという人もいるので、ぜひチェックしてください。
ソイプロテインのメリット
ソイプロテインには筋肥大効果がある
ソイプロテインを飲む最大のメリットは筋肥大効果です。ソイプロテインを飲むことでタンパク質を補給することができるため、筋トレと合わせて摂取することで筋肥大効果があります。
詳細はデメリットで解説しますが「筋肉を肥大化したい」だけならばホエイプロテインのほうが若干おすすめです。
一方で、ダイエットや細マッチョになることを目的とした人や、過度なトレーニングはしないという人ならばソイプロテインのほうがおすすめです。
ソイプロテインは腹持ちがよくダイエット向け
ソイプロテインは吸収まで時間がかかることが特徴で満腹感が長く続きます。
私はホエイプロテインからソイプロテインに切り替えた経緯がありますが、実際にソイプロテインを飲んでみて腹持ちの良さはすごい感じます。割と小腹が空くタイプですが、ソイプロテインを飲むと全然お腹が空かないのです。
カロリー自体もそれほど高くないので、ダイエット向きの食品と言えるでしょう。
ソイプロテインで薄毛対策
ソイプロテインの原材料は大豆なので、大豆に含まれるイソフラボンを摂取することができます。
イソフラボンには様々なメリットがあり、一つがジヒドロテストステロンが過剰に生成されることを防ぐため、薄毛に効果があるという点です。
イソフラボン以外にも、タンパク質は髪の成長に不可欠なため、薄毛が気になる方はソイプロテインがおすすめです。
ソイプロテインで前立腺肥大を予防
前述した薄毛対策になるという話と同じメカニズムなのですが、イソフラボンを摂取することで前立腺肥大を予防する効果があると言われています。
高齢の男性にはとても嬉しいメリットです。
ソイプロテインは価格が安い
ホエイプロテインとくらべて、ソイプロテインのほうが価格が安いことが多いこともメリット。
参考までにAmazonでSavas(薬局などで売っているプロテインのメーカー)のプロテインを比較すると以下の価格でした。(2019/8/14調べ)
- ホエイプロテイン1kg:4,000円〜4,500円
- ソイプロテイン1kg:3,500円〜3,600円
ソイプロテインの場合、さらに安いメーカーのものを選べば、1kg2,000円未満の値段からあるので、とてもリーズナブルです。
ソイプロテインはお腹を下しにくい
私はホエイプロテインもソイプロテインも飲んでいた経験がありますが、ホエイプロテインを飲むとお腹が下ることが多かったです。
ホエイプロテインがお腹を下しやすい理由は、ホエイプロテインが牛乳から作られるプロテインだからで、牛乳と同じように人によって吸収できない成分が含まれているからです。そのため、牛乳を飲んでお腹を下した経験がある人はホエイプロテインを飲むと当然腹痛などの異変が出ます。
一方でソイプロテインの原材料は大豆なので、牛乳にとかして飲まない限りはお腹が下ることはありません。
私自身、ソイプロテインに変えてからはお腹が緩くなったことはないです。
ソイプロテインのデメリット
筋肥大が目的ならホエイプロテインのほうが良い
筋肥大だけを考えるならばホエイプロテインの方が優れていると言われています。これはデメリットというよりも、ホエイプロテインとの相対的な評価です。
ホエイプロテインは短時間で体に吸収されるため、トレーニングの時間に合わせて飲むことで筋肥大に高い効果がでるのです。
といっても、一般人の筋トレくらいではホエイプロテインでもソイプロテインでも影響はないでしょう。僕はソイプロテインに切り替えた時も普通に筋肥大しましたし、効率が落ちたと感じることもありませんでした。
結構、机上の空論でソイプロテインはダメだという人も多くいて不安になるかもしれませんが、そういう話が気になってしまうタイプの人はホエイプロテインを飲めば良いです。
しかしながら、結局大事なのは「効果的な筋トレ」と「1日で摂取したタンパク質量」ですので、正直に言えばソイプロテインでもホエイプロテインでもどっちでも良いのです。
ソイプロテインはイソフラボンが入っているので男性にはよくない?
前述した通り、ソイプロテインによってイソフラボンを摂取することになりますが、イソフラボンを取りすぎると男性機能によくない効果が出るという噂があります。
しかしながら、これは大量に摂取した場合の話なので、普通にプロテインを飲む程度であれば影響はありません。(影響があるのならそもそもこんなに売られてない)
そもそもイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをしますが、その効果は女性ホルモンの1,000分の1から10,000分の1と言われていますので、ホルモン注射のような劇的な効果と副作用があるものではありません。
イソフラボンの活性力はエストロゲンの1,000分の1から10,000分の1と非常に穏やかです。(2)そのため、更年期を迎えエストロゲンの分泌が急減し、体内にほとんどエストロゲンがない場合は、 イソフラボンはエストロゲン様作用を発揮します。 しかし一方で、エストロゲンが十分に分泌されているときは、イソフラボンの作用が非常におだやかなことから、エストロゲンの働きを助長することはありません。 また大切なポイントとして、イソフラボンは、体内のエストロゲン量に関わらず、ホルモン値にほとんど影響を与えないということです。
ソイプロテインに含まれるイソフラボンで女性化する?
前述した理由で女性化することはありません。
特に年をとるごとに男女ともに女性ホルモンは減少していくので、ソイプロテインを飲むくらいで影響が出ることはないでしょう。
ソイプロテインはまずい?
これは好みによります。
一般的にはホエイよりもソイプロテインのほうが飲みにくいと言われていますが、最近は味を気にしたソイプロテインも発売されています。
私の場合はそれほど大きな味の違いは感じず、水に溶けにくいのがいやだなぁという程度の感想でした。
ソイプロテインのメリット・デメリットまとめ
筋肥大だけを求める方はホエイプロテインがおすすめです。
ただ、ソイプロテインをメインで飲むボディービルダーなんかもいるので、ソイプロテインだと筋肉がつかないということはありません。
また、アスリートなどの過剰な負荷がかかるトレーニングをする方は、ピンポイントでタンパク質を吸収できるホエイの方がなにかと便利かもしれませんが、一般人のトレーニング用途であればホエイプロテインでもソイプロテインでもさほど大きな違いはありません。
しっかりとタンパク質が摂取できているのであればどちらでもOKです。総合してみるとソイプロテインの方がメリットが多いため、一度飲んでみてはいかがでしょうか。